著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

文恬武嬉【ぶんてんぶき】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
文恬武嬉

【読み方】
ぶんてんぶき

【意味】
天下太平なこと。

【語源・由来】
「恬」は安らかなことで、文官も武官も心安らかに世の平和を楽しむこと。

【典拠・出典】
韓愈「平淮西碑」

文恬武嬉(ぶんてんぶき)の使い方

健太
今日も天気は穏やかで、鳥はさえずり蝶は舞い、文恬武嬉な世の中だね。
ともこ
そうね。今日もニュースは芸能人の不倫の話題で盛り上がっているし、文恬武嬉よね。
健太
いつまでも文恬武嬉だったらいいよね。
ともこ
戦争のニュースが流れないような文恬武嬉な日々が続くというのなら、毎日、くだらない芸能人の熱愛ニュースでも我慢できるわ。

文恬武嬉(ぶんてんぶき)の例文

  1. 徳川の治世で200年以上文恬武嬉だったところに、黒船が来航して日本中がパニックに陥りました。
  2. 長らく文恬武嬉だったので平和ボケしてしまっていたようです。
  3. 令和の時代が文恬武嬉でありますようにと全国民が願っています。
  4. かの大戦を猛省し、戦争と武器を放棄してから文恬武嬉な時代が続いています。
  5. 文恬武嬉な日々がこのまま続くと思われていたある日、宇宙人が地球に攻めこんできました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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