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談言微中【だんげんびちゅう】の意味と使い方や例文(出典)

【四字熟語】
談言微中

【読み方】
だんげんびちゅう

【意味】
ものごとをはっきり言わず、それとなく人の弱みや急所をつくような話しぶりのこと。

【典拠・出典】
史記』「滑稽伝・論賛」

談言微中(だんげんびちゅう)の使い方

健太
ともこちゃん。空手の大会で優勝したんだよ。
ともこ
おめでとう。でも不思議ね。あれだけ練習を休んでばかりだった人が優勝するなんてね。
健太
うっ。談言微中の諫言が胸に突き刺さるよ。
ともこ
勝負の世界は運もあるもんね。でも、さぼっていた健太くんが優勝ってのも納得いかない人もきっといるわよね。

談言微中(だんげんびちゅう)の例文

  1. ともこちゃんの嫌味は、談言微中なので、的を得ていて言い返せないんです。
  2. あんなやっつけ仕事のような作文でよく入賞できたねと談言微中の諫言を言われました。
  3. その言い方は遠回しだったけれども、談言微中、暗に僕を責める話しぶりでした。
  4. ともこちゃんは、頼んだ私が悪かったわと、談言微中というように、それとなく僕の無能ぶりを責めるんです。
  5. この忙しいのに有休をとるんだ、いいけどと談言微中の諫言をいただき、休んでいいのかだめなのか判断できませんでした。
ABOUT US
北澤篤史サイト責任者
ことわざ・漢字熟語の専門家、ことわざ学会理事。2025年度ことわざ研究奨励賞受賞。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(共に講談社)がある。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。

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