著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

洞見癥結【どうけんちょうけつ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
洞見癥結

【読み方】
どうけんちょうけつ

【意味】
隠れたわかりにくい障害をはっきり見抜くこと。

【語源・由来】
「洞見」は見通す、見抜くという意味。「癥結」は腹の中にできたしこりで、転じて、隠れた障害という意味。
中国鄭の国の名医扁鵲が、長桑君という人から伝授された秘伝の薬を服用したところ、土塀の向こう側の人が見えるようになった。その眼力で病人を見ると、五臓にできたしこりをすべて見抜くことができたという故事から。

【典拠・出典】
史記』「扁鵲伝」

洞見癥結(どうけんちょうけつ)の使い方

ともこ
あそこの病院の先生は洞見癥結することができる名医なのよ。
健太
へえ。それはすごいね。
ともこ
健太くんも一度、頭の中を見てもらったらいいんじゃないかしら。そうしたらなんで宿題をする気になれないのか分かるかもしれないわよ。
健太
分かったらいいよね・・・。

洞見癥結(どうけんちょうけつ)の例文

  1. あのお医者さんの洞察力はすごくて、洞見癥結することができ、生きるレントゲンといわれています。
  2. 健太くんは、問診だけで洞見癥結することができる名医なんです。
  3. 先生は、洞見癥結して、僕の病気の原因を見抜いてくれました。
  4. 聴診器を使いこなして、患者の顔をちゃんと見ていれば洞見癥結することは可能です。
  5. レントゲンさんによってx線が発見されてから、洞見癥結することが簡単になりました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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