【四字熟語】
燕巣幕上
【読み方】
えんそうばくじょう
【意味】
不安この上もないこと。
安定せずに非常に危険な状況のこと。
【語源・由来】
「燕巣」は燕の巣という意味で、「幕上」とは張ってある幕の上という意味です。
戦場の本営などに張っている幕の上に燕が巣を作るという意味から、何時落ちるか分からない危険な状態をいいます。
「燕幕上に巣くう」(つばめのばくじょうにすくう)とも読みます。
【典拠・出典】
『春秋左氏伝』「襄公二九年」
【英語訳】
it is very dangerous
燕巣幕上(えんそうばくじょう)の使い方
大丈夫だよ。この間のテストは良かったじゃない。まだ時間があるし、まだまだやれることはたくさんあるよ!
でも、今ギリギリのラインだし、もし、今回だめだったら・・・。まさに燕巣幕上の状態なんだよ。
そうか、じゃ、僕も手伝うよ。一緒に猛勉強してみようよ。
燕巣幕上(えんそうばくじょう)の例文
- この関東における活断層の上に公共の施設を建てる計画を押し通すなんて燕巣幕上もいいところではないでしょうか。
- 隣国同士がいがみ合い、テロも頻発している燕巣幕上の状態のなかにある、この国をどう導くべきか頭を抱えています。
- あの大国と核兵器開発を続ける国が一触即発の状況の中、まさに私たちの国は燕巣幕上の状態とも言えます。
まとめ
燕巣幕上(えんそうばくじょう)は「不安この上もないこと」「安定せずに非常に危険な状況のこと」の意味です。「燕巣」は燕の巣という意味で、「幕上」とは張ってある幕の上という意味です。戦場の本営などに張っている幕の上に燕が巣を作るという意味から、何時落ちるか分からない危険な状態をいいます。「燕幕上に巣くう」(つばめのばくじょうにすくう)とも読みます。
どうしよう。本当に不安!