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密雲不雨【みつうんふう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
密雲不雨

「密雲あれど不雨らず」とも読む。

【読み方】
みつうんふう

【意味】
前兆があるのに、まだ事が起こらないこと。また、恩恵が下に行きわたらないこと。

【語源・由来】
空いっぱいに黒い雲がおおっているけれど、まだ雨は降ってきていない意を表す。

【典拠・出典】
易経』「小蓄」

密雲不雨(みつうんふう)の使い方

ともこ
健太くん。眉間にしわを寄せて険しい顔になっているわよ。どうしたの?
健太
密雲不雨というような、何かが起こりそうな予感がするんだよね。
ともこ
健太くんの野生の勘は当たるもんね。
健太
うん。ともこちゃんも気を付けてね。

密雲不雨(みつうんふう)の例文

  1. この国は、今、密雲不雨、いつ国民の不満が爆発するかわからない状況です。
  2. 電化製品が密雲不雨という感じなので、そろそろ壊れる覚悟をしておかないといけません。
  3. クラス内の雰囲気は密雲不雨、一触即発といった感じの不穏な空気が流れています。
  4. 今の政策のままでは富裕層ばかりが潤って、密雲不雨というように、庶民に恩恵が行きわたりません。
  5. 密雲不雨になるだろうから、恩恵にあずかれない増税には反対です。

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