著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

伏寇在側【ふくこうざいそく】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
伏寇在側

【読み方】
ふくこうざいそく

【意味】
身辺の注意を怠らず、言動も慎むべきだということ。

【語源・由来】
「牆に耳あり、伏寇側(かたわ)らに在り」より。「伏寇」は隠れている盗賊のこと、「在側」はすぐ側にいるという意味。

【典拠・出典】
管子』「君臣・下」

【類義語】
油断大敵(ゆだんたいてき)

伏寇在側(ふくこうざいそく)の使い方

健太
ともこちゃん。生徒会長選挙に出馬するんでしょう?
ともこ
そのつもりよ。
健太
伏寇在側を胸に注意しないとだめだよ。ライバルから妨害や嫌がらせを受けるかもしれないからね。
ともこ
心配してくれるなら、健太くんが私専属のSPになって守ってちょうだい。

伏寇在側(ふくこうざいそく)の例文

  1. 責任ある立場の君は伏寇在側を心がけないと、壁に耳あり障子に目ありっていうじゃないか。
  2. 伏寇在側を肝に銘じておかないと、CM契約がすべて解除されてしまうよ。
  3. 注目を集める立場を自覚して伏寇在側を胸に行動しないと、ちょっとした発言が大炎上することもあります。
  4. 伏寇在側というから、油断大敵と思って、家の外では気を抜かないようにしています。
  5. 渡る世間は鬼ばかり、伏寇在側を胸に注意していないと敵に寝首をかかれるよ。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

四字熟語の逆引き検索



error: 右クリックは無効です。