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眼高手低【がんこうしゅてい】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

【四字熟語】
眼高手低

「高」を「光」と書き誤らないように注意しましょう。
【読み方】
がんこうしゅてい

【意味】
眼識は高くても、実際の技能や能力は低いこと。
知識はあり、あれこれ批評するが、実際にはそれをこなす能力がないこと。
また、理想が高いものの実力がそれに伴わないこと。

【語源・由来】
「眼高く手低し(めたかくてひくし)」と訓読する。
「眼高」は見る力が優れている。
「手低」は実行する力が未熟だという意味。

絵や文章などについて、目は肥えていて他人のものを批判するが、自分でつくりあげる能力はそなわっていない場合に使う。

【典拠・出典】

【類義語】
志大才疎(しだいさいそ)
紙上談兵(しじょうだんぺい)

【英語訳】
・I am a critic of, but it can’t be created.
・The ideal is high, but the ability is not accompanied by it.
・Even if the flair is high, the actual technology and the ability are low.


眼高手低(がんこうしゅてい)の使い方

健太
美術の先生、どう思う?
ともこ
どうって? 絵画や画法について、とても詳しいと思うわ。
健太
僕、先生の絵を見ちゃったんだ。これが・・・よく美術の先生でいられるな、ってくらい下手だったんだよ。口では自信たっぷりな論評をしてるけど、あれは眼高手低のようだな。
ともこ
知識と技量は一致しないってことね。

眼高手低(がんこうしゅてい)の例文

  1. 口では高い理想を掲げているが、あまり頑張らない眼高手低タイプと言える。
  2. 彼女の力量では、いまだに眼高手低といったところだろう。
  3. 口だけアレコレと挟んでくるが、眼高手低なのであまり相手にされていない。
<青鞜/瀬戸内晴美>より
眼高手低になっている初子は、人の作品の批評はよく出来るのだった。

まとめ

批評するという行為と創作するという行為は本来別物である。
創作したものを評価するのが批評だから、単純に役割が違うのだ。
しかしながら、創作した側としては作れもしない人にアレコレ言われたくないというのが心情なのだろう。
自分より能力の劣る者に、批評されたくないという気持ちをあらわした四字熟語が眼高手低なのだ。

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