【四字熟語】
梧鼠之技
【読み方】
ごそのぎ
「ごそのわざ」とも読む。
【意味】
専門のないことのたとえ。多くの技があっても十分に熟達したものでなければ結局役に立つことがない、また、わざは多く持っているが、一つとして役立つ技能がないこと。
【典拠・出典】
『荀子』「観学」
【類義語】
・器用貧乏(きようびんぼう)
・梧鼠五技(ごそごぎ)
・梧鼠之才(ごそのさい)
・螻蛄之才(ろうこのさい)
梧鼠之技(ごそのぎ)の使い方
ともこちゃん。この機械が壊れたんだけどなおしてくれる?
ええ。いいわよ。
すごいねともこちゃんは勉強以外にも何でもできるんだね。
でも梧鼠之技なのよ。いわゆる器用貧乏で、そこそこなんでもできるけど、誰にも負けないものが無いのよ。
梧鼠之技(ごそのぎ)の例文
- 何にでも手を出すと、梧鼠之技になり、学生の本分である勉強がおろそかになります。
- ともこちゃんは、知識は広く、何をやらせても人並以上に優れていたけれども、梧鼠之技というもので、大人になって成功はしなかった。
- 健太くんは神童と言われていたけれども、梧鼠之技、今ではただの人です。
- 彼は優秀だけれども梧鼠之技でなぜか成功できない。
- 彼は、才能豊かだけれども、梧鼠之技、社会に出て役にたつ技能が一つもない。