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器用貧乏【きようびんぼう】の意味と使い方や例文(類義語・英語訳)

器用貧乏

器用貧乏の意味(類義語・英語訳)

意味

【四字熟語】
器用貧乏

【読み方】
きようびんぼう

【意味】
何にでも器用なため、一事に集中できず大成できないこと。また、その人のこと。または、そのような器用さを都合よく利用され、個人としての実績を上げることが出来ないこと。

四字熟語の博士
「器用貧乏」という四字熟語は、たくさんのことができる人が、色んなことに手を出してしまい、結局どれも完全にはできない、という状況を表しているんだよ。
その結果、大きな成功を収めることができない、という意味があるんだ。
助手ねこ
なるほどな。それはつまり、「何でもできるけど、色々やりすぎて一つもちゃんとできへん」ってことやな。
全部ちょっとずつやるから、結局何も大成できへんんやな。
これは、「やることを一つに絞って、それに集中する大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。

【典拠・出典】

【類義語】
・梧鼠五技(ごそごぎ)
梧鼠之技(ごそのぎ)
・梧鼠之才(ごそのさい)
・螻蛄之才(ろうこのさい)

【英語訳】
Jack of all trades and master of none

器用貧乏(きようびんぼう)の解説

カンタン!解説
解説

「器用貧乏」っていうのは、色んなことが少しずつできるけど、どれもちゃんと完璧にはできない状態を指すんだよ。たとえば、足をあちこちに伸ばしすぎて、全部が中途半端になっちゃうことを「器用貧乏」って言うんだ。

もしくは、自分が色んなことができるからといって、みんなに頼まれてばかりで、結局自分のために何かを成し遂げる時間がなくなっちゃうことも「器用貧乏」って言うんだよ。

だから、「器用貧乏な男」っていうと、色んなことができるけど、どれも完璧にはできないか、自分のための時間がなくて、結局大成しない男のことを指すんだよ。

器用貧乏(きようびんぼう)の使い方

ともこ
健太くんは、実は、人並み外れた集中力を持っていて、やる気になれば何でも器用にこなせるのに、なかなかやる気スイッチがはいらないから器用貧乏よね。
健太
そうなんだ。スイッチが接触不良を起こしているのかもしれない・・・。
ともこ
ああ、でも、空手はものすごくがんばって長く続けているじゃないの。それを少しでも勉強に回せたらいいのに。
健太
そう!あれは特別なスイッチがあるからね。

器用貧乏(きようびんぼう)の例文

例文
  1. ちょいと気の利いたものを書くだけの才気走った器用貧乏に陥ってしまうのではあるまいか。
  2. 彼は、サッカー、野球、陸上等々、いろんなことを器用にこなすが、チームワークをとることが苦手なので、選手としては役に立たず器用貧乏と言われている。
  3. 父をほめるようでおかしいが、学校は中学を出た位であったが知識は広く、何を尋ねても、何をやらせても人並優れていたらしいが、いわゆる器用貧乏というもので、大した成功はしなかった。
  4. 彼女は、ピアノも華道も、英語もと何でも上手にできるが、移り気で器用貧乏なので、どれも大成することはなかった。
  5. 世の中にあんな才物がどうして成功しないかと不思議に思われるような人物をしばしば見かけるが、どうもこういう人はおおむね自分の才能に溺れ、かえって人に利用され、器用貧乏で一生を終わることが多い。

器用貧乏の文学作品などの用例

  1. 器用貧乏と、持ったが病の酒癖とで、歌沢の師匠もやれば俳諧の点者もやるとう具合に、<芥川竜之介老年>

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