【四字熟語】
玉石混交
「玉石混淆」とも書く。
【読み方】
ぎょくせきこんこう
【意味】
宝石が石ころにまじっていて見分けにくいことから、優れたものと劣ったものが一緒にまじっているさま。
【語源・由来】
「玉石」は宝石と石のことから、優れている人と劣った人、または、良いものと悪いもののたとえ。「混淆」は様々なものが入り混じること。
【典拠・出典】
『抱朴子』「外篇」
【類義語】
・玉石雑糅(ぎょくせきざつじゅう)
・玉石同架(ぎょくせきどうか)
・玉石同匱(ぎょくせきどうき)
・種種雑多(しゅじゅざった)
【英語訳】
mixture of wheat and chaff
玉石混交(ぎょくせきこんこう)の使い方

同じバニラアイスクリームでも、玉石混交で様々なものがあるよね。

そうね。私は、やっぱり、あの人気メーカーのバニラアイスクリームが一番好きだし、他の物は買わないわ。

アイスにもラクトアイスとアイスクリームがあるのことを知っている?

知っているわ!乳脂肪分の違いよね。私は断然アイスクリーム派よ。ラクトアイスはコストパフォーマンスがいいけれど、満足できないわ。
玉石混交(ぎょくせきこんこう)の例文
- 玉石混交の意見の中から、優れたものだけを選び出すためには、豊かな経験と知識が必要なのである。
- 山岳地帯のバザールの店先には、日常の雑器と一緒に珍重されるべき宝石も並べられていて、まさに玉石混交といったところで、一日中見ていても飽きない。
- 玉石混交の作品の中から、これといった作品を選び出すのは、なかなか至難の業なのですが、将来有望な若手の作品に出会えると、とてもうれしいのです。
- このホールには、世界中から集められた玉石混交な工芸品が、所狭しと並べられている。
- 彼のシリーズに影響を受けた小説は多いが、優れたものから単なる模倣に過ぎないものまで、玉石混交である。