【四字熟語】
喜色満面
【読み方】
きしょくまんめん
日本漢字能力検定
5級【意味】
喜びが顔いっぱい表れていること。喜びを隠しきれず、うれしそうな表情のようす。
顔中に喜びや嬉しい気持ちが満ちあふれているさま。
「喜色満面にあふれる」などと使われる。
【語源・由来】
「喜色面に満つ」と訓読する。
「色」は物の色ではなく顔色の意味で、表情やようすをあらわす。
ゆえに、「喜色」とは喜びにみちたうれしそうな顔つきのことをしめす。
「満面」は顔全体のことをいう。
「喜色」を「気色」と書くのは間違いなので、気をつけよう。
【類義語】
・喜笑顔開(きしょうがんかい)
・春風満面(しゅんぷうまんめん)
・得意満面(とくいまんめん)
【英語訳】
being all smiles with joy
喜色満面(きしょくまんめん)の使い方

では、お先に失礼しま~す! お疲れ様でした!

ともこくん、さては~デートだね? 例の彼とうまくいったのかい?

えっ? いやだ! 何で分かっちゃったんだろ~?

そんな喜色満面で真っ赤な顔してたら、誰だって分かると思うよ?
喜色満面(きしょくまんめん)の例文
- 見事な化粧まわしに鏡割り、来賓客の顔ぶれも豪華という、素晴らしい横綱(よこづな)昇進披露宴だった。印象的だったのは、横綱本人よりも親方の方が喜色満面にあふれんばかりで、微笑ましかったな。
- 実家に帰ると、喜色満面の母が家庭料理をたくさん振舞ってくれる。
- 俺のポンコツ車を廃車処分しようと思ったら、買うという人があらわれて喜色満面で持って帰ったよ。不思議なこともあるもんだ。
- テニスの大会で初優勝した彼は終始、喜色満面だった。
- 旦那さんは男の子が欲しい。奥さんは女の子が欲しい。いつもそう言い合っていたご夫婦に待望の赤ちゃんができた。男の子か女の子か気になるところだが、夫婦共に喜色満面なのだ。何と、生まれてくる赤ちゃんは男の子と女の子の双子だそうだ。
- 喜色満面の人を見ていると、こちらまで嬉しくなる。きっと、幸せがあふれてくるからだろうな。
まとめ
嬉しい時、愛された時、幸せな時、喜びに満ち溢れた時、その気持ちがつい顔にあらわれる。
それは、人間らしい行動であり、弾む気持ちを抑えられないほどの嬉しさを表現していると言える。
切なる願いが叶った時、人は喜色満面で幸せを受け入れるのだ。