【四字熟語】
覆雨翻雲
「覆雨飜雲」とも書く。
【読み方】
ふくうほんうん
【意味】
世の人の態度や人情がうつろいやすいことのたとえ。
【語源・由来】
手のひらを上に向けると雲になり、下に向けると雨になるという意味で、人の心が簡単に変わることをいう。
「手を翻せば雲と作り手を覆せば雨」の略。
【典拠・出典】
杜甫「貧交行」
【類義語】
・翻雲覆雨(ほんうんふくう)
・雲翻雨覆(うんぽんうふく)
覆雨翻雲(ふくうほんうん)の使い方
信頼していたのに敵になるなんて思わなかったよ。
覆雨翻雲とも、昨日の友は今日の敵ともいうからね。
あんまり人に頼りすぎてはいけないね。
そうね。基本的に自分の力で何でも成し遂げるべきよね。
覆雨翻雲(ふくうほんうん)の例文
- さっきまで大泣きしていたのに、覆雨翻雲、今泣いたカラスがもう笑った。
- 覆雨翻雲というように、どんな一言が原因で相手の機嫌が豹変するかわからない。
- あんなにともこちゃんを愛していた健太くんが、覆雨翻雲、心変わりするなんてね。
- 人の心は覆雨翻雲だから、他人の力をあてにしてはいけません。
- ともこちゃんも人間なんだから、彼女の心が覆雨翻雲であってもしょうがない。