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異域之鬼【いいきのき】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・英語訳)

【四字熟語】
異域之鬼

【読み方】
いいきのき

【意味】
異国にとどまる霊魂となる。外国で死ぬことをいう。

【語源・由来】
「異域」は外国。「鬼」は死者の魂の意。
故郷から離れて外国にとどまり続けている死者の魂の意。

【典拠・出典】
文選』李陵「答蘇武書」

【英語訳】
demon from afar

demon from afar 異域之鬼という意味。

異域之鬼(いいきのき)の使い方

健太
シンドラーのリストって映画があったけど、日本人にも同じようなことをした人がいたんだね。
ともこ
杉原千畝(すぎはらちうね)のことね。
健太
あんな状況下で自分の身さえ危うかっただろうに、すごい人だね。
ともこ
ビザを発給すると決めたときには、たとえ異域之鬼となろうともという覚悟があったんでしょうね。
私なら怖くてとてもマネできないわ。

異域之鬼(いいきのき)の例文

  1. 彼女は国際結婚を望んでいたが両親の反対にあい故郷へ連れ戻され、さらに親の監視下におかれたのだが、たとえ異域之鬼となっても後悔はないと彼のもとへ戻っていった。
  2. 自ら選んだ戦場カメラマンの道は、異域之鬼になることを恐れていたら到底務まらない、険しく厳しい道であった。
  3. 彼は最先端の研究ができる環境を求めて海を渡り、念願であった研究に没頭したが、異域之鬼となってしまったことが心残りだ。
  4. 楽しいはずの卒業旅行中にテロにまきこまれ、異域之鬼になるとは、いったい誰が想像しただろう。
  5. この国には夢も希望も未来さえないと悟り、たとえ異域之鬼となろうとも、私には祖国を捨てるしか他に方法がなかった。

まとめ

2001年のアメリカ同時多発テロ以降、今も世界各国でテロは発生しています。残念ながら日本人が巻き込まれた件もあります。
そんな中、日本人の出国者数(旅行者数)は2014(平成26)年は1690万人、2015(平成27)年は1621万人にのぼります。一方で平成26年は522人、平成27年には533人の方が命を落とされています。
もし、魂というものがあるとするなら、何にも縛られず、せめて戻りたい場所へ自由に戻れると信じたいものです。

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