【四字熟語】
意気軒昂
【読み方】
いきけんこう
【意味】
元気いっぱい、大いに気持ちが高揚しているさま。元気で気力に満ちているさま。
意気込みがさかんで、誇らしげで自信に満ちあふれているようす。
威勢よく奮(ふる)い立つ。
「意気軒昂として主張する」「意気軒昂たる姿」のように表現する。
「軒」を「健」と書き誤らないように注意しましょう。
【語源・由来】
「意気」は気力、気概。積極的な気持ち。
「軒昂」は高くあがるさま。気持ちが奮い立つこと。
「気」の旧字体は「氣」
【典拠・出典】
-
【類義語】
・意気衝天(いきしょうてん)
・意気揚揚(いきようよう)
【対義語】
・意気阻喪(いきそそう)
・意気消沈(いきしょうちん)
・垂頭喪気(すいとうそうき)
【英語訳】
in high spirits
意気軒昂(いきけんこう)の使い方
明日、エジプトに出発するんでしょ?
そうなんだ! 昨晩は考古学研究会の後輩達が壮行会を開いてくれて、大いに盛り上がったよ。
発掘チームや教授が意気軒昂だったらしいじゃない。大きな成果が期待できそうね。
うん! 仮説にもとづいた発掘調査だけど、自信があるんだ。必ず新しいピラミッドを発見して帰ってくるよ!
意気軒昂(いきけんこう)の例文
- お隣のおじいちゃんは老いてますます意気軒昂だ。
- グループ全員、明日の発表会に向かって意気軒昂、発表成功を確信しています。
- Aさん達数名が、サウジアラビアの石油コンビナートの交代要員として意気軒昂と出発した。
- ケガで2カ月休んだ後に、練習を再開した選手は、意気軒昂とスケートリンクにあらわれた。
- 姉は結婚、出産後も地元の歴史を研究し、ますます意気軒昂である。
- 人類が住むことができるかどうかを確認するため、地球にもっともよく似ているという太陽系外惑星に向けて探査船は意気軒昂と出立した。
- 初日の出を見るぞ! 意気軒昂すぎてなかなか眠ることができない・・・。
【恍惚の人/有吉佐和子】より
御当人は悠々自適として時世が動き会社が自分を迎えに来るまで太公望の心境だと意気軒昂なんだがね。
御当人は悠々自適として時世が動き会社が自分を迎えに来るまで太公望の心境だと意気軒昂なんだがね。