一毛不抜の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
一毛不抜
【読み方】
いちもうふばつ
【意味】
ほんのわずかなものさえ惜しんで手放そうとしないこと。転じて、きわめてけちで利己的な態度や、そのような人のたとえ。

「一毛不抜」は、自分の毛一本を抜くほどのわずかな犠牲さえ惜しむことから、非常にけちで利己的な態度を表す言葉だよ。自分のものを少しも出そうとしない人にも使うんだ。

ニャルほど! ほんの少しの負担も惜しむ人のたとえなんだニャ。オラ、無駄遣いをしないことと、極端に物惜しみすることは違うとわかったニャン。
【語源・由来】
『孟子』「尽心・上」で、孟子が楊朱(ようしゅ)の「為我」の考え方を批評した言葉に由来する。孟子は、天下のためになるとしても自分の毛を一本抜くことさえしない、と述べた。このわずかな犠牲も払わないというたとえから、後にひどく物惜しみをすることや、きわめてけちな人を指すようになった。
「一毛」は一本の毛、ごくわずかなもののたとえ。「一毛(いちもう)も抜(ぬ)かず」と訓読します。
【典拠・出典】
『孟子』「尽心(じんしん)・上」
【類義語】
・一毫不抜(いちごうふばつ)
【英語訳】
extremely stingy(非常にけちな)
unwilling to make even the smallest sacrifice(ごくわずかな犠牲も払おうとしない)
a miser(けちな人)
英語例文
彼は共同の費用を少しも出そうとしない、一毛不抜の人物だった。
He was extremely stingy and refused to contribute even a small amount to the shared expenses.
彼は共同の費用を少しも出そうとしない、一毛不抜の人物だった。
He was extremely stingy and refused to contribute even a small amount to the shared expenses.
一毛不抜(いちもうふばつ)の解説
カンタン!解説
「一毛不抜」は、自分のものをほんの少しさえ手放したがらない、非常にけちで利己的な態度を表す言葉だよ。「一毛」は一本の毛のことで、ごくわずかなものをたとえているんだ。ふつうの節約ではなく、わずかな負担も惜しむ様子を強く非難するときに使うよ。
由来は『孟子』「尽心・上」。孟子は、楊朱の思想を批評する際に「抜一毛而利天下、不為也」(毛一本を抜いて天下の利益になっても、それをしない)と述べたんだ。楊朱自身の発言をそのまま記した言葉ではなく、孟子による批評だよ。後に、極端にけちな人をいう表現として広く使われるようになったんだ。
一毛不抜(いちもうふばつ)の使い方

健太くん、読んでいる昔話はどんな話?

町の祭りの費用をみんなで分担するのに、裕福な商人が自分の分さえ出そうとしないんだ。

自分の分まで惜しむなんて、まさに一毛不抜ね!

最後には考えを改めて、みんなと協力したんだって!
一毛不抜(いちもうふばつ)の例文
- 彼は共同で使う備品代を皆で分担すると決めたのに、一毛不抜の態度で一円も出そうとしなかった。
- その商人は一毛不抜として知られ、他人のためにわずかな負担をするのも惜しんだ。
- 村人たちが協力して橋を修理するなか、一人だけ一毛不抜の態度を崩さなかった。
- 物語に出てくる大地主は一毛不抜で、困っている人々へのわずかな援助も惜しんだ。
- 社長は必要な設備の費用さえ出し惜しみし、社員から一毛不抜だと言われた。


















