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一日千秋の読み方・意味とは?(語源由来・出典・類義語)
【四字熟語】
一日千秋
【読み方】
いちじつせんしゅう
「いちにちせんしゅう」とも読む。
【意味】
人や物事の到来を待ち焦がれること。早く来てほしいと思う気持ちが非常に強いこと。わずか一日が千年に思えるという意味。
「千秋」は千年、長い年月の意味。
なるほど、「楽しみにしているものが待ちきれなくて、1日が千年のように感じる」ってことやな。
楽しみや期待が強すぎて、時間がすごく遅く感じるんやな。これは、「楽しみや期待感を強く感じる状況」を表す言葉やで。
【語源・由来】
もともとは「一日三秋」を多用していたが、これを強調した表現として「一日千秋」が作られた。
【典拠・出典】
『詩経』「王風・采葛」
【類義語】
・一日三秋(いちじつさんしゅう)
・一刻千秋(いっこくせんしゅう)
・三秋之思(さんしゅうのおもい)
・十年一日(じゅうねんいちじつ)
【英語訳】
(waiting) impatiently、(spending) many a weary day、each moment seeming like an eternity
例文 彼が帰ってくるまで一日千秋の思いがした。
It seemed an eternity before he came back.
It seemed an eternity before he came back.
一日千秋(いちじつせんしゅう)の解説
カンタン!解説
「一日千秋」っていうのは、「すごく待ち遠しい」っていう感じを表すんだよ。何かが早く起こってほしい、または誰かが早く来てほしいと、とても強く願っている状態を指すんだ。これは、「1日が千年みたいに長く感じる」という意味から来ているんだよ。
「千秋」は「千年」を意味していて、「日」は「にち」とも読むんだよ。この言葉は、「一日千秋の思いで待つ」のように使われることが多いんだ。
もともとは「一日三秋」という言葉から派生したもので、この言葉は『詩経』という中国の古い詩集に出てくるんだよ。これは「1日が3年のように長く感じる」という意味だったんだけど、それがさらに強調されて「一日千秋」になったんだね。
一日千秋(いちじつせんしゅう)の使い方
今日から夏休みスタートだね!予定がたくさんだわ。
ちゃんと宿題も忘れないでよ?最終日に地獄を見ることになるからね。
でも夏休みが終わるまで会えなくなっちゃうね・・・。
夏休み明けに会えるのを一日千秋の思いで待っているよ!でも夏休みもよかったら一緒に出掛けない?
ぜひ喜んで!
一日千秋(いちじつせんしゅう)の例文
- 大好きなハリウッド俳優の来日を一日千秋の思いで待つ。
- 授業が終わるのを一日千秋の思いでずっと待っているのにまだ終業のチャイムが鳴らない。
- サッカーの県大会予選を一日千秋の思いで待ちながら練習をする。
- 大好きな彼との結婚式を一日千秋の思いで待つ。
- 一日千秋の思いで彼女を待っているのにまだこない。もう待ち合わせ時間から5時間経つ。
一日千秋(いちじつせんしゅう)の文学作品などの用例
- 早く十一月十二日よおいで、一日千秋の想いで待っている者があるのを、可哀そうと思わないのか。<武者小路実篤・愛と死>
- 玄白は…ターヘルアナトミアを手にして以来、腑分の日を、一日千秋の思いで待っていた。〈菊池寛・蘭学事始〉
何かを非常に強く期待していて、1日が千年のように長く感じるほど待ち遠しいという意味なんだ。もともとは「一日三秋」という言葉から派生したんだ。