【四字熟語】
意在言外
【読み方】
いざいげんがい
【意味】
ことばに直接にはあらわれない部分を、相手に推察させること。
本来の意図を曖昧にして、相手に汲み取らせようとする。
また、文章や詩文において考えを直接表現せず、字間や行間に含ませること。
はっきり言わず、態度や表情でにおわせる。
【語源・由来】
「言外」とは言葉に出ない意図をしめす。
文章内で直接表現されない作り手の真意を行間に含ませる表現方法から。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・意味深長(いみしんちょう)
・微言大儀(びげんたいぎ)
【英語訳】
・I leave it to the other party’s guess without saying clearly.
・Implicit
・imply the original intention.
・The true meaning between lines of a sentence
意在言外(いざいげんがい)の使い方

さっきの授業中、すごく大きいお腹の音が聞こえたけど、あれ誰?

えっ!? そんなの聞こえたっ!? わ、わ、分からないな~。ぼ、ぼ、ぼ、僕じゃないよっ!

そんなにうろたえるなんて~・・・意在言外にばらしちゃってるようなもんじゃない。

恥ずかしいな~。昼食前でお腹すいてたんだよ。
意在言外(いざいげんがい)の例文
- ダメだとは言わないが、あの無表情は意在言外に拒否しているんだろうな。
- 効きすぎている冷房を切ってもらいたかったから「寒くない?」と同意を求めたのに、「大丈夫よ、ありがとう。」と言われ、冷房を切れなくなってしまった。意在言外の意味を酌んでもらいたかったな。
- 彼女とケンカをした。
なぜ自分が怒っているのかを理解してもらいたいから意在言外な態度をとっていたら、逆効果になってしまった。自分の思いを確実に伝えればよかったと後悔している。 - この文章は必要ない文章のように感じるが、犯人を意在言外にほのめかしている。