【四字熟語】
改過自新
「過ちを改ため自ら新たにす」と訓読する。
【読み方】かいかじしん
【意味】
自分の過ちを改めて、気分を新たにすること。自らを省み、そして進歩向上すること。
【語源由来】
「改過」は過ちを認めること、「自新」は改心して気分を一新すること、再出発すること。
【典拠・出典】
『史記』呉王濞伝
【類義語】
・改過作新(かいかさくしん)
・悔過自新(かいかじしん)
・改過遷善(かいかせんぜん)
【英語訳】
・turning over a new leaf
・getting a fresh start
改過自新(かいかじしん)の使い方
はあ、この失敗が無かったら今頃・・・・・・。
どうしたの?
テストで1問間違っちゃって。それがなければ100点満点だったのに・・・・・・。
惜しかったわね。これを改過自新にして、次回こそ100点ゲットね!
改過自新(かいかじしん)の例文
- 改過自新して、同じような失敗を繰り返さないようにしたいものだ。
- 彼はここで改過自新しなければ、同じミスを繰り返すに違いない。
- 敗者は改過自新してこそ、次のステージに立てるというものだ。
- 改過自新し、気持ちも新たに明日からの試験に臨もうと思う。
まとめ
『史記』は中国前漢・武帝の時代に司馬遷によって編纂された中国の歴史書です。その中の呉王濞伝(ごおうびでん)にこの「改過自新」が出てきます。
呉王濞伝にはこのほかにも「恨み骨髄に徹する」(うらみこつずいにてっする)などの名言があります。戦乱に明け暮れた時代に生み出される言葉だけあって、非常に説得力が強く感じられます。「改過自新」も自己の過ちを素直に認め、心機一転出直す意味ができあがりました。過去を引きずっていてもなかなかうまくいかないものです。しかしながら、なぜそのようになったのか、という反省なくしては善後策を立てることができません。過ちを素直に認め、反省することを反省してこそ、新たな気分で取り組めるのでしょう。