【四字熟語】
完全燃焼
【読み方】
かんぜんねんしょう
【意味】
最後まで全力を尽くすこと。持てる力の全てを出し切り努力して励むこと。
きれいに燃え尽きるさま。
【語源・由来】
「完全」は、全ての条件にかなうようす。
「燃焼」は、もえること。持っている力をだしつくすこと。また、エネルギーを集中すること。
本来の意味は、十分な酸素のもと可燃物が跡形もなく燃え尽きることを示す。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・一所懸命(いっしょけんめい)
・全力投球(ぜんりょくとうきゅう)
・不惜身命(ふしゃくしんみょう)
【対義語】
・不完全燃焼(ふかんぜんねんしょう)
・中途半端(ちゅうとはんぱ)
【英語訳】
・Full combustion
・complete combustion
完全燃焼(かんぜんねんしょう)の使い方
健太君っていつも元気よね。
そう見える? 僕だって人間だから、そういつも元気かと言われたらそうでもない時もあるよ。
いつも元気で明るくて、何でも一生懸命で素敵だと思ってるわ。
照れるな~。僕は中途半端が嫌いだから、何でも完全燃焼を心がけているだけだよ。
完全燃焼(かんぜんねんしょう)の例文
- シーズン最後の試合では勝つことができなかったけど、
チーム一丸となって完全燃焼できた良い試合だったな。 - メタンを完全燃焼させると二酸化炭素と水が生じる。
- 難しいプロジェクト成功のために完全燃焼したので、プレゼンのあとはひたすら眠った。
- たくさんの人の夢を叶えるため、
飛ぶ車の開発に全能力と資金をつぎ込み完全燃焼した。 - Aというアイドルグループは、高度な音楽の追求とエンターテインメント性の高いパフォーマンスで完全燃焼を全うした。ゆえにそのコンサートツアーは伝説と言われているのだ。
- 「燃えたよ・・・まっ白に燃え尽きた・・・まっ白な灰に・・・」とは、
【明日のジョー】の主人公である矢吹丈が自身の完全燃焼の生きざまを表現した名セリフである。
まとめ
全力でことにあたり、燃え尽きる。
それ位の気迫で生きている人の人生は後悔がない。
中途半端に過ごしていると、あの時こうすれば良かったという悔いが残る。
悔いが残れば、それだけ自分への自信が保てなくなる。
だから、今後のため今、燃え尽きておくのだ。完全燃焼とは未来へ向かう土台となる四字熟語なのである。