【四字熟語】
河梁之吟
【読み方】
かりょうのぎん
【意味】
親しい人を送る時の別れがたい気持ちのこと。「河梁」は橋のこと。
【故事】
李陵の詩より。匈奴に捕らわれた漢の李陵が、中国本土に還る蘓武に「手を携えて河梁に上る・・・」という惜別の詩を送ったという故事から。
【典拠・出典】
『文選』李陵「与蘇武詩」
【類義語】
・河梁之誼(かりょうのよしみ)
・河梁之別(かりょうのわかれ)
河梁之吟(かりょうのぎん)の使い方
仲が良かった子が引っ越しをしてしまったんだ。
それは寂しくなるわね。
そうなんだ。最後に見送るとき、河梁之吟という気持ちがよく分かったよ。
またいつか会えるわよ。忘れられない様に手紙を書くと良いわよ。
河梁之吟(かりょうのぎん)の例文
- 楽しい時間を過ごした後、友人を見送るときは、河梁之吟という気持ちになる。
- 新人研修から一緒だった同僚と離れた地域に異動になり、河梁之吟で、胸が苦しくなりました。
- 河梁之吟、友人と離れて今は切ないけれども、きっとまた会えると信じています。
- 河梁之吟、恩師が海外に行くことになり、切ない気持ちでいっぱいです。
- 河梁之吟、友人を見送るとき、切なくて泣きそうでしたが、がんばって笑顔で見送りました。