【四字熟語】
荊棘銅駝
【読み方】
けいきょくどうだ
【意味】
国の滅亡を嘆くことのたとえ。宮殿が破壊され尽くし、銅製のらくだがいばらの中にうち捨てられているのを嘆く意。
【語源・由来】
「銅駝の荊棘中に在るを歎く」の略。「荊棘」はいばらの意で、乱れた状態のたとえ。「駝」はらくだ。
【典拠・出典】
『晋書』「索靖伝」
【類義語】
・銅駝荊棘(どうだけいきょく)
荊棘銅駝(けいきょくどうだ)の使い方
日本はこの先どうなるんだろう。先行きが不安になるよ。
そうね。気候は亜熱帯化しているし、景気回復の実感はわかないし、国が滅びゆく過程をみているかのようね。
あー。暗い未来を思ったら、だんだん憂鬱になってきたよ。
だめよ。未来ある若者が荊棘銅駝していたら、本当に滅びるわ。あきらめずに、明るい未来のために行動するのよ!
荊棘銅駝(けいきょくどうだ)の例文
- いつの世も、最も弱い立場の農民は、戦争が起こるたびに、荊棘銅駝するしかありませんでした。
- 東京大空襲の時、祖父は、もうこの国はだめだと荊棘銅駝したそうです。
- 黒船を見て、恐れおののき、勝てるわけがないと荊棘銅駝しました。
- 国が滅びようとしている時、国民は荊棘銅駝しましたが、時代を嘆くより時代を変えることにしました。
- 清が滅びるとき、ラストエンペラー溥儀は、紫禁城を見ながら荊棘銅駝したそうです。