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槿花一日【きんかいちじつ】の意味と使い方や例文(出典・類義語)

槿花一日

槿花一日の意味(出典・類義語)

意味

【四字熟語】
槿花一日

【読み方】
きんかいちじつ

【意味】
この世の栄華のはかないことのたとえ。槿花一朝の夢。

四字熟語の博士
「槿花一日」という四字熟語は、人間の世界の華やかさや成功がどれほど素晴らしくても、その瞬間だけのことで、すぐに消えてしまう、ということを示しているんだ。
槿の花は一日だけ咲くことから来ているんだよ。
助手ねこ
なるほどぉ、それは「人の世の栄えは一瞬やで、すぐに終わってしまう」ってことなんやな。
一日だけ咲く槿の花のように、どんなにすごいことをしても、それはすぐに過ぎ去る。
これは「一瞬の栄光にとらわれず、長い視野で物事を見る大切さ」を教えてくれるわけやな。

【典拠・出典】
白居易「放言」

【類義語】
槿花一朝(きんかいっちょう)

槿花一日(きんかいちじつ)の解説

解説

「槿花一日」という言葉は、人の世の栄華があっという間に終わることを表しているんだよ。「槿花」っていうのはムクゲの花のことで、「一日」っていうのは、一日の間という意味だよ。

ムクゲの花は朝に咲いて、夕方にはもう散ってしまうんだ。それを見て、人の世の栄華も、すごく立派に見えるけど、結局はすぐに終わってしまう、ということを表現しているんだよ。

出典は白居易はくきょいという人が書いた「放言ほうげん」っていう作品から来ているんだ。その中に「松樹千年、終に是れ朽ち、槿花一日、自ら栄を為す」という文があって、それがこの言葉の由来になっているんだよ。

それは、「松の木が千年生きても、最後は朽ち果てる。だけどムクゲの花は、一日だけでも自分らしく輝く」という意味だよ。人生は長くても最後は終わるけど、短くても一生懸命生きることが大切、というメッセージが込められているんだね。

槿花一日(きんかいちじつ)の使い方

ともこ
健太くん。何をぼんやりしているの?
健太
ああ、ともこちゃん。ちょうちょが飛んでいたから、優雅だなと思ってぼんやり見ていたんだ。
ともこ
健太くん。槿花一日といって、人の栄華は儚いのよ。いつまでも若いと思ってぼんやりしていたら、あっという間におじいさんになって後悔するわよ。
健太
うわあ。浦島太郎みたいだね。

槿花一日(きんかいちじつ)の例文

例文
  1. ドラマを見ていたら、有名な子役が出ていたが、なんで子役の栄華は短く、槿花一日のごとしなんだろうと考えてしまい、ドラマの内容を忘れた。
  2. 槿花一日と言って、若いうちは、誰しもかわいいとちやほやされるけれども、そこでうぬぼれていたら、あっという間に年をとってだれも見向きもしなくなるよ。
  3. 彼の会社は、世の中の流行の波に乗って、栄華を極めたが、槿花一日という言葉のように、あっけなく倒産した。
  4. 槿花一日、栄華は長くは続かないと言われているが、日本のあの自動車メーカーはどんな景気の波にも飲まれることなく、トップをひたすら走り続けている。
  5. 槿花一日の栄という言葉があるように、一日一日を大切に生きていかないと、あとで悔やんでも遅いのである。

槿花一日の文学作品などの用例

  1. 喜びながら悲しがる。そは槿花の一日の栄えを嘆けばなるべし。〈樋口一葉・日記〉

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