著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

孤苦零丁【こくれいてい】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
孤苦零丁

「孤苦伶丁」とも書く。

【読み方】
こくれいてい

【意味】
身寄りがなく生活に苦しむこと。

【語源・由来】
「孤苦」は孤独で貧しくて生活に困窮すること。「零丁」は孤独のさま

【典拠・出典】
白居易「祭弟文」

【類義語】
零丁孤苦(れいていこく)

孤苦零丁(こくれいてい)の使い方

ともこ
今、健太くんの家に居候している人は親せきのお兄さん?
健太
ううん。違うんだ。兄さんの友人なんだけど、孤苦零丁して大変そうだったからしばらく僕の家で生活することになったんだよ。
ともこ
へえ。彼の身の上に何があったのか知らないけれども大変ね。
健太
うん。大変だよね。僕は、本物の意地悪な兄さんより優しい兄さんができて楽しいけどね。

孤苦零丁(こくれいてい)の例文

  1. 災害で家も家族も失い孤苦零丁していました。
  2. 孤苦零丁していた私を救ってくれたのは、隣の豪邸に住む健太くんでした。
  3. あしながおじさんは、孤苦零丁していた私に学ぶ機会を与えてくれた恩人です。
  4. 孤苦零丁だった私は、必死にここまで這い上がり、ようやく家族というものを持つことが出来ました。
  5. まだ幼いのに孤苦零丁で苦しんでいる子供たちに、匿名でランドセルをプレゼントしました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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