【四字熟語】
今是昨非
「今の是にして昨の非なりしを覚る」の略。
【読み方】
こんぜさくひ
【意味】
今、昨日までの過ちに気づくこと。今までの過ちを悟って悔いる語。今日は正しくて昨日までは誤っている意から。
【語源・由来】
「是」は正しい。「非」は誤り。
【典拠・出典】
陶潜「帰去来辞」
【類義語】
・昨非今是(さくひこんぜ)
今是昨非(こんぜさくひ)の使い方
ともこちゃん。今日は見事な五月晴れだね。
健太くん。今は、梅雨入り前の五月よ。五月晴れは、梅雨の晴れ間をいうのよ。
ええっ。まさに今是昨非、ずっと間違えていたよ。
今是昨非だと気が付くことができてよかったわねー。
今是昨非(こんぜさくひ)の例文
- 健太くんは、にやけるという語はにやにやと薄笑いを浮かべている人のことだと思っていたが、今是昨非だったと気付いた。(「若気る(にやける)」は、男が変にめかしこんだり、色っぽいようすをしたりすること。)
- ともこちゃんは、正しいと思っていたことが今是昨非で、目から鱗が落ちるような思いだった。
- 健太くんは、真剣に勉強に取り組むようになり、今是昨非なことがたくさんあることを知り、今までの不勉強を反省した。
- ともこちゃんに訂正され、今是昨非だったと知った。
- ともこちゃんは今是昨非のようなこともあるのだからと、自分を戒め、自身の知識を過信しないようにしている。