著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

虎頭蛇尾【ことうだび】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【四字熟語】
虎頭蛇尾

【読み方】
ことうだび

【意味】
最初は勢いがいいが、最後はふるわないことのたとえ。

【語源・由来】
「虎頭」は、虎の頭。「蛇尾」は、蛇のしっぽ。虎の頭は大きくて威圧感があるが、蛇のしっぽは細くてぱっとしないことから。

【典拠・出典】

【類義語】
竜頭蛇尾(りょうとうだび)

虎頭蛇尾(ことうだび)の使い方

健太
あー。もう無理。夏休みの宿題なんて終わらない。
ともこ
健太くんのやる気は、虎頭蛇尾ねえ。夏休みの初めはあんなにやる気に燃えていたのに、もうあきらめるの?
健太
最初はできるような気がしたんだよ。だけど、やってもやっても終わらないんだ。
ともこ
そんな気がするだけよ。着実に終わっていっているわ。さあ、あきらめずにがんばりましょう!

虎頭蛇尾(ことうだび)の例文

  1. あんなに派手に始めた割には、虎頭蛇尾、実に様にならない幕切れでした。
  2. 計画は頭蛇尾に終わってしまったけれども、文化祭の準備中はとても楽しかったです。
  3. 一年生の時は、健太くんはいい成績を残していたのに、三年生になると調子を落とし、結局、頭蛇尾で終わりました。
  4. 壮大な話かと思いきや、虎頭蛇尾で終わって、何だか消化不良な感じがする本でした。
  5. 神童とまで言われたのに、機会に恵まれず、虎頭蛇尾に終わる人生でした。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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