著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

綱挙網疏【こうきょもうそ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
綱挙網疏

【読み方】
こうきょもうそ

【意味】
物事の根本をつかむことを大事にして、細かな事についてはこだわらないこと。また、大きな悪事の根本を追及することに専念して、小さな悪事は見逃すこと。

【語源・由来】
「綱」は、網を締めくくるもとづなのこと。「網」は、細目(細い織り目)のこと。

【典拠・出典】
晋書』「劉頌伝」

綱挙網疏(こうきょもうそ)の使い方

健太
父さんが、オレオレ詐欺の現金の受け渡しをする出し子を捕まえたんだって。
ともこ
へえすごいわね。
健太
でも綱挙網疏するために泳がせるんだって。裏切られないと良いけどね。
ともこ
そうね。それでオレオレ詐欺の元締めが捕まると快挙よね。

綱挙網疏(こうきょもうそ)の例文

  1. 健太くんが成績を急いでUPさせるためには、綱挙網疏することが大事です。
  2. あとから細かいところを覚えればいいので、まずは、綱挙網疏することに全力を尽くしてください。
  3. 時間がないので綱挙網疏して、原因と結果をつかんで解決策を考えましょう。
  4. 綱挙網疏して、手下を逃がしたことで、悪名高いマフィアを壊滅させることに成功しました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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