著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

無駄方便【むだほうべん】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【四字熟語】
無駄方便

【読み方】
むだほうべん

【意味】
一見するとなんの役にも立たないように見えるものも、なんらかの役に立っている場合があるということ。

【語源・由来】
「方便」は便宜的な手段のこと。

【典拠・出典】

【類義語】
無用之用(むようのよう)

無駄方便(むだほうべん)の使い方

健太
また失敗してしまったんだよ。本当に僕はだめだなあ。
ともこ
失敗は成功のもと。無駄方便だと思うわ。
健太
そうかなあ。
ともこ
そうよ。失敗から学んでいけば、いつか大きな成功をつかむことができるわ。

無駄方便(むだほうべん)の例文

  1. 無駄方便になるかもしれないと思ったら、捨てるに捨てられないから部屋が一向に片付かないんだ。
  2. 役に立たない僕でも無駄方便というからには、自分でも知らないうちに世の中の役に立っているのかもしれない。
  3. 読み終わった新聞紙はまさに無駄方便、おもちゃにもできるし掃除にも使えるし野菜を包むのにも使える。
  4. 無駄方便ともいうから、簡単にリストラするべきではないと思います。
  5. 数学の勉強をしているとたまに、微分積分なんて大人になったら使わないじゃんと思ったりもするけれども、無駄方便だと思いなおします。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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