著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

烈士徇名【れっしじゅんめい】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・対義語)

【四字熟語】
烈士徇名

【読み方】
れっしじゅんめい

【意味】
道理のとおった正しい行いをする人は名誉のために命をかける。利益や地位などで動かされることなく道理を押し通して名誉を守るということ。

【語源・由来】
「烈士」は義理堅い正しい人。「徇」はあることのために一身を捧げること。

【典拠・出典】
史記』「白夷伝・鵬鳥賦」

【対義語】
・貧夫徇財(たんぷじゅんざい)

烈士徇名(れっしじゅんめい)の使い方

健太
烈士徇名って武士のための言葉だよね。
ともこ
そうね。名誉を重んじて、名誉がけがされるよりは切腹しますって感じだもんね。
健太
僕は名誉より命だな。
ともこ
世が世なら、そのセリフだけで罪に問われるわよ。

烈士徇名(れっしじゅんめい)の例文

  1. 名誉じゃお腹はいっぱいにならないから、烈士徇名という考えは理解できないと健太くんが言った。
  2. 烈士徇名というように、正義のために身を削る戦いを続けました。
  3. 貪夫徇財な健太くんとは逆に、ともこちゃんは烈士徇名、名誉を重んじます。
  4. ともこちゃんは烈士徇名な人なので、名誉を傷つけるような行為はしないと思います。
  5. 健太くんは、どんなに貧しくても烈士徇名、道理にはずれたことはしない。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

四字熟語の逆引き検索



error: 右クリックは無効です。