利害得失の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【四字熟語】
利害得失
【読み方】
りがいとくしつ
【意味】
利益と損害。得られるものと失うもの。物事についての、得になる点と損になる点の両方を表す。

「利害得失」は、物事の利益と損害、つまり得になる点と損になる点を表す言葉だよ。「利害得失を考える」といえば、何が得られ、どんな不利益があるかを比べて検討するという意味なんだ。

ニャルほど! 遠くの店まで行けば品ぞろえは豊富だけど、時間や交通費がかかる、というような場合にも使えるんだニャ。オラ、よい点と困る点を両方考える言葉だとわかったニャン!
【語源・由来】
「利害」は利益と損害、「得失」は得ることと失うことを表す。「利」と「害」、「得」と「失」は、それぞれ反対の意味を持つ言葉。「利害」と「得失」はほぼ同じ意味なので、二つを重ねて利益と損失の両面を強調している。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・一長一短(いっちょういったん)
・一利一害(いちりいちがい)
・一失一得(いっしついっとく)
・一得一失(いっとくいっしつ)
・利害失得(りがいしっとく)
・利害損得(りがいそんとく)
・利害得喪(りがいとくそう)
「一利一害」「一得一失」は一つの事柄に利益と損失があること。「一長一短」は長所と短所があることに重点があるため、文脈によって使い分ける。
【英語訳】
gains and losses(利益と損失)
benefits and drawbacks(得になる点と不利な点)
pros and cons(賛成・反対の材料、よい点と悪い点)
英語例文
この計画の利害得失をよく検討すべきだ。
You should carefully weigh the benefits and drawbacks of this plan.
この計画の利害得失をよく検討すべきだ。
You should carefully weigh the benefits and drawbacks of this plan.
利害得失(りがいとくしつ)の解説
カンタン!解説
「利害得失」は、物事の利益と損失を表す言葉なんだよ。自分だけでなく、会社や地域などにとっての利益と不利益についても使えるんだ。
「利害」は利益と損害、「得失」は得ることと失うこと。「利」と「害」、「得」と「失」はそれぞれ反対の意味だけど、「利害」と「得失」は似た意味だから、重ねて強調しているんだよ。
例えば「利害得失を検討する」とは、ある選択によってどんな利益があり、どんな不利益があるのかを比べることだよ。「利害得失を度外視する」なら、損得にとらわれずに行動するという意味になるんだ。
利害得失(りがいとくしつ)の使い方

ともこちゃん、調べ学習で市立図書館と学校の図書室、どっちへ行くか迷っているんだ。どうしよう……。

市立図書館は本がたくさんあるけれど、行くのに時間がかかるわね。学校なら近いけれど、資料が少ないかもしれないわ。

なるほど! どちらにも得になる点と困る点があるんだね。

そうね。利害得失を比べて、必要な本が見つかりそうな方を選ぶといいわよ!
利害得失(りがいとくしつ)の例文
- 地域のお祭りを開催するかどうか、費用や期待できる効果などの利害得失を整理した。
- 新しい機械を導入する前に、作業時間の短縮や購入費用といった利害得失を比較した。
- 目先の利害得失だけで決めず、将来への影響も考えてほしい。
- 彼は自分の利害得失を度外視して、困っている人のために行動した。
- 二つの案の利害得失を比べ、より負担の少ない方法を選んだ。
利害得失の文学作品などの用例
- 感じ易き我が心は、利害得失の思慮を運らす暇もなく、彼の目に溢れた好意を其儘自分の胸の盃で享けたのだ。いくら浮世の辛い水を飲んだといっても、年若い者のする事は常に斯うである。思慮ある人は笑いもしよう。笑わば笑え、<石川啄木・雲は天才である>


















