【四字熟語】
塞翁失馬
【読み方】
さいおうしつば
「塞翁馬を失う」とも読む。
【意味】
人生の幸不幸は予測できないので、いたずらに一喜一憂すべきではないということ。「塞翁」は中国の北方の塞の近くに住んでいた老人。
【語源由来】
あるとき、塞翁の飼っていた馬がとりでの外に逃げ、それを隣人がなぐさめると、塞翁は「そのうちいいことあるさ」と答えた。やがて逃げた馬が良馬をつれて帰ってきた。隣人が祝うと「いずれ禍が来よう」といった。はたして老人の息子が落馬して足が不自由になった。隣人が同情すると、「これもいずれ福となる」と答え、そのとおり息子は徴兵をまぬがれたという故事から。
【典拠・出典】
『淮南子』「人間訓」
【類義語】
・禍福倚伏(かふくいふく)
・塞翁之馬(さいおうのうま)
塞翁失馬(さいおうしつば)の使い方
兄さんが滑り止めの大学しか受からなくてとても落ち込んでいるよ。
塞翁失馬というじゃないの。もしかしたら滑り止めの大学の方が自分にあっているかもしれないし、いい先生と出会えるかもしれないわ。
そうだよね。かわいい彼女と出会えるかもしれない。
そうよ。人生分からないわ、大学生活を楽しめばいいのよ。
塞翁失馬(さいおうしつば)の例文
- 合格おめでとう、でも塞翁失馬というから調子に乗らない様に。
- 塞翁失馬というじゃないかくよくよするなよ。
- 失敗しても塞翁失馬、次はうまくいくよ。
- 彼女に振られても落ち込まない、塞翁失馬というようにもっとかわいい彼女ができるぞ。
- 病気になったけれども塞翁失馬、その分大きな幸せがやってくるに違いない。