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聖人無夢【せいじんむむ】の意味と使い方や例文(出典)

【四字熟語】
聖人無夢

【読み方】
せいじんむむ

「聖人に夢無し」とも読む。

【意味】
徳を身につけた聖人は、けっして憂いや雑念を持たないので夢を見ることはない。

【典拠・出典】
荘子』「大宗師」

聖人無夢(せいじんむむ)の使い方

健太
最近、怖い夢ばかり見るんだよ。どうすればいいのかな。
ともこ
聖人無夢といって、徳のある人は夢を見ないのよ。健太くんも雑念を心から追い払えばいいのよ。
健太
心の中の恐れが怖い夢になっているのかな。自分の弱さと向き合って、強くなれば怖い夢は見なくなるのかな。
ともこ
きっとそうよ。眠る前に座縁を組んだら、心静かに眠れるかもしれないわよ。

聖人無夢(せいじんむむ)の例文

  1. 健太くんは、聖人無夢、僕は夢を見ないというけれど、きっと疲れて爆睡しているだけで夢を見ているはず。
  2. 毎朝夢から覚めるたびに、聖人無夢というのに、今日も夢を見てしまったと落ち込みます。
  3. 徳のある人は、聖人無夢、枕の高さが変わっても安眠できるそうだがうらやましい。
  4. 悟りを得れば、悩みから解放され、聖人無夢というように、不眠からも解放されます。
  5. 聖人無夢というけれども、親鸞聖人が見た夢の記録が多数残っています。
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北澤篤史サイト責任者
ことわざ・漢字熟語の専門家、ことわざ学会理事。2025年度ことわざ研究奨励賞受賞。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(共に講談社)がある。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。

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