精神一到の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
精神一到
【読み方】
せいしんいっとう
【意味】
精神を集中すればどんなことでも成功する。
どのように困難なことでも、精神を集中して一生懸命に努力すれば、必ず成功する。
「到」を「倒」と書き誤らないように注意しましょう。
そっかー、「心を1つのことにしっかりと向けて、そのことだけにがんばり続ければ、無理なことはない」ってことやな。
どんなに難しいことでも、そのことだけに全力を注げば、きっとできるようになるんやな。
これは、「ひとつのことに集中する大切さ」を教えてくれる言葉なんやな。
どんなに難しいことでも、そのことだけに全力を注げば、きっとできるようになるんやな。
これは、「ひとつのことに集中する大切さ」を教えてくれる言葉なんやな。
【語源・由来】
『精神一到、何事不成』
精神一到何事か成らざらん、の略。
精神を一つのことに集中すれば、何事でも成すことができるという意味。
「神」の旧字体は「神」。
【典拠・出典】
『朱子語類』「八」
【類義語】
・精神統一(せいしんとういつ)
・射石飲羽(しゃせきいんう)
・一念岩をも通す(いちねんいわをもとおす)
【英語訳】
・mental concentration
・concentration of mind
・If you focus your mind, any hope will come true.
精神一到(せいしんいっとう)の解説
カンタン!解説
「精神一到」っていうのは、何かをするときに、心をひとつに集中させると、無理だと思ってたことでもできるようになる、っていう意味なんだよ。
「精神」っていうのは、ここでは心のこと。「一到」っていうのは、一つの目標に向かって突き進むことを言うんだ。だから、「精神一到」は、心を一つの目標に集中させてがんばれば、なんでも達成できるよ、っていう意味になるんだ。
この言葉は、「精神一到、何事か成らざらん」っていう言葉の短縮形なんだよ。これは「心を一つに集中させて努力すれば、何でも達成できるよ」っていう意味だね。この言葉は、昔の学者、朱熹が書いた『朱子語類』っていう本から来ているんだよ。
精神一到(せいしんいっとう)の使い方
ともこ君はいつも営業成績がトップだ! すごいよな。かっこいいよ。
そんな、かっこいいものじゃないのよ。いつもいつも、自分の心と戦っているんだから。
自分のライバルは自分ってことかい?
そんなんじゃないのよ。私は負けるのが嫌いなだけ。だから、いつも「私は勝つ!」って精神一到しているのよ。そんな風に気を張っている事に疲れる時もあるのよ。
精神一到(せいしんいっとう)の例文
- 難しいと聞く宅建の資格をとろうと、精神一到を念じ、頑張った。すると、見事に1回目で合格することができた!
- うまくいかないと思っても精神一到して努力すれば、必ず道筋ができるはずだ。
- もうダメだぁ、となった時ほど不思議に精神一到の精神で挽回できる。もっと早くから精神一到したいものだ。
- 精神一到、今の倍の売上げも不可能ではない!
<やみ夜/樋口一葉>より
骨が舎利になるともやりまする、精神一到何事か出来ぬという筈(はず)はなく、
骨が舎利になるともやりまする、精神一到何事か出来ぬという筈(はず)はなく、
精神一到の文学作品などの用例
- 一種の感激教育となりまして、知の方は主でなく、インスピレーションともいうような情緒じょうしょの教育でありました。なんでも出来ると思う、精神一到何事不成というような事を、事実と思っている。〈夏目漱石・教育と文芸〉
精神を一点に絞って努力すれば、何でも成功に結びつくという考え方が込められているんだ。