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行住坐臥【ぎょうじゅうざが】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・英語訳)

行住坐臥

行住坐臥の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)

意味

【四字熟語】
行住坐臥

「常住坐臥」とも書く。

【読み方】
ぎょうじゅうざが

【意味】
日常の振る舞いのこと。ふだん。つねづね。ふだんの立ち振る舞いの意。

四字熟語の博士
「行住坐臥」という四字熟語は、日常生活での行動や振る舞い全般を表すんだよ。
文字通りには、歩く、立つ、座る、寝るという意味だが、転じて常日頃、いつもの様子を表すようになったんだ。
助手ねこ
ええと、それは、「日常の動きや行動全て」ってことかいな。
ちょうど歩いたり立ったり座ったり寝たりすること全てを指すんやな。
つまり、普段どおりの自分の生活を示してるんや。これは、「日常生活や常態」を示す言葉やで。

【語源・由来】
「行」は、体を動かしたり、歩いたりすること。「住」は、ある一定の所にとどまること。「坐」は、椅子や畳などに座ること。「臥」は、横になって寝ること。
元々は、仏教の日常の行動の決まりごと(戒律)を説明する場合に用いられていた言葉で、「四威儀(しいぎ)」と言う。歩いたり、休んだり、座ったり、眠ったりする、一日中のすべての行動を意味している。

【典拠・出典】
『心地観経』

【類義語】
常住坐臥(じょうじゅうざが)
挙止進退(きょししんたい)
坐作進退(ざさしんたい)
・行屎送尿(こうしそうにょう)
・起居動静(きこどうじょう)
坐臥行歩(ざがこうほ)
四六時中(しろくじちゅう)
・立居振舞(たちいふるまい)
朝朝暮暮(ちょうちょうぼぼ)
日常坐臥(にちじょうざが)
二六時中(にろくじちゅう)

【英語訳】
daily life
daily routine
while awake or asleep
at all times
day in、day out
constantly

行住坐臥(ぎょうじゅうざが)の解説

カンタン!解説
解説

「行住坐臥」っていうのは、毎日の生活での動きや行動のことを指すんだよ。つまり、いつもどおりの行動、日常生活のことを指すんだ。「行」は歩くことを意味して、「住」は立ち止まること、またはどこかに住んでいることを指すよ。「坐」は座ること、「臥」は寝ることを表すんだ。

仏教では、「行住坐臥」を「四威儀しいぎ」と言うんだよ。これは、私たちの日常生活の中での基本的な動作や行動を大切にするという考え方を示しているんだ。

例えば、「行住坐臥初心を忘れない」という文を使うときは、どんなに時間が経っても、最初の気持ちや目的を忘れずに、日々の生活を送るべきだという意味になるんだよ。

行住坐臥(ぎょうじゅうざが)の使い方

健太
今日、歴史の授業で士農工商について習ったんだよ。
ともこ
ああ。私も先週習ったわ。
健太
そうなんだ。じゃあ、これも聞いたかな。士農工商の世襲的身分制度が、厳格以上に厳格に規定され実施されるために、この年に出た定には町人が長刀や大脇差をさして、奉公人のまねをした場合には見つけ次第に捕えること。百姓の行住坐臥を微に入り細にわたって規定した御触書もあったっていうこと。
ともこ
ええー。そこまで聞いていないわ。そんなに厳しかったのね。先生が違うと、授業の内容も違うのね。

行住坐臥(ぎょうじゅうざが)の例文

例文
  1. 忙しい毎日でも、眠る前には、行住坐臥を振り返ることにしている。
  2. 子供の行住坐臥の一つ一つを叱っていたら、君も子供も疲れ果ててしまうよ。
  3. 行住坐臥を丁寧にするよう心掛けている。
  4. 彼は、季節の行事を大事にしているが、日々の行住坐臥も大切にしている。
  5. 私のおばあちゃんは、行住坐臥を丁寧にしている自慢のおばあちゃんだ。

行住坐臥の文学作品などの用例

  1. 口に名号を唱え、心に相好を観じ、行住坐臥しばしも忘れず、<幸田露伴連環記>

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