【四字熟語】
深厲浅掲
【読み方】
しんれいせんけい
「深ければ厲し、浅ければ掲す」とも読む。
【意味】
その場の状況に応じて適切な処理をすること。
【語源・由来】
「厲」は高くあげるという意味。「掲」は着物のすそをからげること。川が深ければ着物を高くたくしあげ、浅ければすそをからげて渡るということから。
【典拠・出典】
『詩経』「邶風・匏有苦葉」
【類義語】
・随機応変(ずいきおうへん)
・量体裁衣(りょうたいさいい)
・臨機応変(りんきおうへん)
深厲浅掲(しんれいせんけい)の使い方
今日のともこちゃんは深厲浅掲で、とてもすばらしい対応だったね。
劇の途中で、相手がセリフを忘れてしまったものだから、アドリブで切り抜けるしかなかったのよ。
それがすごいんだよ。ともこちゃんが深厲浅掲に対応したなんて誰も気がつかないくらいに自然な流れになっていたよ。深厲浅掲に行動することができるともこちゃんは、女優になることができるかもしれないね。
本当に目指そうかしら。
深厲浅掲(しんれいせんけい)の例文
- 試合中監督は指示を出さないので、深厲浅掲に選手が考え動きます。
- 深厲浅掲な考え方をしないと、頑固なままだと生きづらいよ。
- どんなトラブルが起こっても深厲浅掲な対応をするともこちゃんは信頼されています。
- 仰っていただければ、深厲浅掲にスケジュールを合わせることができます。
- 百貨店はマニュアルに頼らず、深厲浅掲に対応してくれるから好きなんだ。