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舌先三寸【したさきさんずん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・英語訳)

舌先三寸

【四字熟語】
舌先三寸

注意 「舌先」を「口先」として表現するのは誤用です。

【読み方】
したさきさんずん

【意味】
口先だけでうまく相手をあしらうこと。
うわべだけのうまい言葉で、心や中身が備わっていないこと。

【語源由来】
「舌先」は言葉の意味で、「三寸」は約9㎝、短いことの例えです。
「舌三寸」ともいいます。

【典拠・出典】
史記』「平原君虞卿伝」

【類義語】
一口両舌(いっこうりょうぜつ)

【英語訳】
glib tongue
eloquence or flattery designed to deceive
eloquent speech
cajole
persuade
wheedle
win somebody over by power of eloquence

例文 彼女は舌先三寸で大勢の人をだましてきた。
she is cheated lots of people with nothing but her own glib tongue.

舌先三寸(したさきさんずん)の使い方

ともこ
隣のクラスの加藤君はいつも嘘が多くて頭にきちゃう。
健太
そうだね、この間も自分で言ったことを守らなかったり、信用できないよね。
ともこ
まさに舌先三寸の人だね。
健太
友達なくしちゃうよ。

舌先三寸(したさきさんずん)の例文

  1. 舌先三寸で金をだまし取る詐欺師の卑怯な手段だ。
  2. 舌先三寸で言いくるめ、土地を没収してしまった。
  3. あの営業マンは話がうまく、舌先三寸の人物だ。
  4. あのような舌先三寸の男とは今後一切会ってはならない。
  5. 嘘やでまかせが多い、舌先三寸のやつは最後は幸せにはならない。

まとめ

舌先三寸はよく「口先三寸」と使われています。正式には「口先三寸」は誤用で「舌先三寸」が正式な使い方ですが、「国語に関する世論調査」で「本心でない上辺(うわべ)だけの巧みな言葉」を表現するとき、「口先三寸」を使う人が半分以上だったという結果がありました。一般的には「口先三寸」と誤用するケースが多いようです。


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