四通八達の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
四通八達
【読み方】
しつうはったつ
【意味】
道路網や交通網、通信網が広く四方八方に通じていること。
交通網が発達していて、交通や往来が盛んでにぎやかなで活気のある場所のこと。
あとは、「人がたくさん出入りして賑やかなとこ」ってことも指すんやな。。
これは、「便利さ」や「活気」を表す言葉やね。
【語源由来】
「四通」は道路、交通が四方に通じていることの意味です。
【典拠・出典】
『晋書』「慕容徳載記」
【類義語】
・四衢八街(しくはちがい)
・四通五達(しつうごたつ)
【英語訳】
traffic network extending in all directions
run in all directions
a key junction
a focus of traffic arteries
a center of traffic
Communication with all quarters
There is a whole network of railroads in this district.
東京は電車が四通八達している。
Tokyo is a network of car-lines.
Car-lines cross Tokyo in all directions.
四通八達(しつうはったつ)の解説
「四通八達」っていうのは、道が四方八方、つまり、どの方向にも通じていて、どこへでも行ける状態を表す言葉なんだよ。これは、例えば、街がきちんと整備されて、どの方向にも道がつながっていて、とても便利な状態を表すときに使われることが多いんだ。
また、この言葉は、人々がたくさん行き来して、賑やかな場所を表すときにも使われるよ。「四通」って部分は、道が四方向に通じていることを言っていて、「八達」って部分は、道が八方向に広がっていることを言うんだ。
例えば、「四通八達した鉄道網」と言うときは、鉄道のネットワークがどの方向にも広がっていて、とても便利だということを表しているんだよ。この言葉の出どころは、古い中国の本である『晋書』の中の「慕容徳載記」っていう部分から来ているんだよ。
四通八達(しつうはったつ)の使い方
四通八達(しつうはったつ)の例文
- 四通八達した鉄道網がこの街を発展させた。
- 道は四通八達し、ゆききする人の姿が多く、昔では考えられないほど便利になった。
- 彼女の実家は四通八達の町に店を構え、繁盛させ続けることができた。
- この土地は四通八達の交通の要であり、道路整備が早くから実施されてきた。
- 四通八達した道路のように、らせん状に広がっている様子だ。
四通八達の文学作品などの用例
- 眼の下に大坂の町なみがひろがり、道は四通八達し、ゆききする人の姿が、蟻のように小さい。<司馬遼太郎・関ヶ原>
それから、たくさんの人々が行き来して、とても活気がある場所のことも言うんだ。