著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

足音跫然【そくおんきょうぜん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
足音跫然

【読み方】
そくおんきょうぜん

「そくいんきょうぜん」とも読む。

【意味】
足音のひびくさま。転じて、得難い来客。また、得難い人物に遭遇するたとえ。

【語源・由来】
「跫然」は人の歩く足音のさま。
人里離れた荒野で迷っているときに人の足音を聞いただけでほっと喜ぶことからいう。

【典拠・出典】
荘子』「徐無鬼」

【類義語】
・跫音空谷(きょうおんくうこく)
空谷跫音(くうこくのきょうおん)

足音跫然(そくおんきょうぜん)の使い方

健太
ともこちゃん。足音跫然だよ。
ともこ
えっ。何のこと。
健太
ともこちゃんにどうしても会いたいって思っていたんだよ。
ともこ
思いが通じたのかしら。よかったわね。

足音跫然(そくおんきょうぜん)の例文

  1. 今日は足音跫然があったからうれしいんだ。
  2. こんな辺境の国で、同郷である日本人に出会えるなんて足音跫然だ。
  3. 山奥にある我が家まで訪ねてくれる人なんてめったにいないから、足音跫然、とてもありがたいです。
  4. わざわざここまで足を運んでくれるとは思わなかったから、足音跫然をとてもうれしく思っています。
  5. ここは人里離れていて、交通の便も悪いし、郵便屋さんしか来ないようなところなのに、足音跫然、しかも二人も訪ねて来てくれるなんて。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

四字熟語の逆引き検索



error: 右クリックは無効です。