【四字熟語】
酒甕飯嚢
【読み方】
しゅおうはんのう
【意味】
無知無能の人。
【語源・由来】
「酒甕」は酒を入れるかめ。「飯嚢」はめしを入れる袋。人間もただ酒を飲むだけ、飯を食うだけでは酒がめや飯ぶくろと変わらない。転じて、そのような生きざまの人をののしっていう言葉。
【典拠・出典】
『晋書』「左思伝」
【類義語】
・酒嚢飯袋(しゅのうはんたい)
・無芸大食(むげいたいしょく)
酒甕飯嚢(しゅおうはんのう)の使い方
健太くん。いつまで自分の部屋に閉じこもっているつもり?酒甕飯嚢だわ。せめて家のお手伝いくらいしなさいよ。
酒甕飯嚢じゃないよ。学校を休んで部屋に閉じこもっている間、実は秘かに自分磨きをしていたんだよ。
そうなの?何をしていたの。
漢字検定一級の勉強をしていたんだ。間違いなく合格するよ。
酒甕飯嚢(しゅおうはんのう)の例文
- 酒甕飯嚢な健太くんだけれども、手先は器用な方なので、役に立つかもしれません。
- 新入社員は、酒甕飯嚢ばかりで、いったい誰が採用を決めたんだ。
- 酒甕飯嚢で何事にもやる気を見出せない健太くんに、おじいさんは空手を教えました。
- 健太くんは、酒甕飯嚢で、長所をあげようとしても思いつきません。
- 酒甕飯嚢で有名な健太くんにも、場を明るくするという特技があるんですよ。