著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

衆酔独醒【しゅうすいどくせい】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
衆酔独醒

【読み方】
しゅうすいどくせい

【意味】
周囲の人はみな道をはずれており、自分だけが正しいということ。

【語源・由来】
多くの人が酔っぱらっているが、自分独りだけ醒めているという意味から。

「衆人皆酔いて我独り醒む」の略。

【典拠・出典】
史記』「屈原伝」

衆酔独醒(しゅうすいどくせい)の使い方

健太
衆酔独醒、僕が絶対に正しいのに、何でみんな、白い目で僕を見るんだろう。
ともこ
それは健太くんが、衆酔独醒だと思いこんでいるからよ。健太くんが間違っているのよ。
健太
それ本当?ずっと僕の考え方が正しいと思って今まで生きてきたよ。
ともこ
人生の早い段階で気が付くことができてよかったわね。

衆酔独醒(しゅうすいどくせい)の例文

  1. 健太くんは、衆酔独醒だと思っていて、人の話に耳を傾けないから成長しない。
  2. 衆酔独醒だと思いこむと視野が狭くなる危険性があります。
  3. 夫は、衆酔独醒だから、僕の言うことを黙って聞いていればいいといいます。
  4. 上司は、衆酔独醒、自分が一番正しい法律だぐらいに思っているので厄介です。
  5. 衆酔独醒な人は、信念のある立派な人か、人の意見を取り入れない進歩しないかわいそうな人か、紙一重です。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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