著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

多言数窮【たげんすうきゅう】の意味と使い方や例文(出典)

【四字熟語】
多言数窮

【読み方】
たげんすうきゅう

「たごんすうきゅう」とも読む。「多言なれば数窮(しばしばきゅう)す」とも読む。

【意味】
言口数が多ければ、その結果としてたびたび困窮するということ。言葉を慎むべきことの戒め。

【典拠・出典】
老子』「五章」

多言数窮(たげんすうきゅう)の使い方

ともこ
健太くん。また失言で人を傷つけたの?
健太
そうなんだよ。またやってしまったんだ。
ともこ
健太くんは、饒舌で多言数窮なんだから、もっと慎みなさいよ。
健太
そうしたいんだけど、生来目立ちたがり屋だから、言葉を発したくてうずうずしてしまうんだよね。

多言数窮(たげんすうきゅう)の例文

  1. 多言数窮な彼にはみんなうんざりさせられています。
  2. もっと空気を読んで発言しないと、多言数窮、友達からあきれられてしまいますよ。
  3. 健太くんはよくしゃべる分、多言数窮、失言が多いです。
  4. 健太くんは調子に乗ると饒舌になり、多言数窮というように、同時に失言の数も多くなるので、聞いている私はドキドキします。
  5. 多言数窮、理解を求めて話せば話すほど、失言が増え人に理解されなくなってしまいますよ。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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