【四字熟語】
泰山鴻毛
「太山鴻毛」とも書く。
【読み方】
たいざんこうもう
【意味】
へだたりの甚だしいことのたとえ。きわめて重いものときわめて軽いもの。重さがまったく違うこと。
【語源・由来】
「泰山」は中国山東省の名山で重いもののたとえ。「鴻毛」は「鴻」の羽毛のことで、きわめて軽いもののたとえ。
【典拠・出典】
『漢書』司馬遷「報任少卿書」
【類義語】
・鴻毛山岳(こうもうさんがく)
泰山鴻毛(たいざんこうもう)の使い方
医療が複雑になって、薬代が高くなっているよね。
そうね。生き残るにはお金が必要ね。
このままだとお金持ちの命と庶民の命の重さに泰山鴻毛、差ができてしまうよね。
人の命は平等であってほしいわよね。
泰山鴻毛(たいざんこうもう)の例文
- 戦国時代、農民と武士の命には泰山鴻毛、大きな隔たりがありました。
- 私はこの世界に必要な人間、泰山鴻毛、他の誰を差し置いてでも私の命を先に救え。
- 一生徒の健太くんと生徒会長のともこちゃんが背負う責任は、泰山鴻毛、大きく違う。
- 泰山鴻毛というけれども、命に重いも軽いもない、全員僕の手で救うんだ。
- その人の生まれた家によって、泰山鴻毛、地位が決められ、一生その階級に従って生きていくなんておかしい。