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天地一指【てんちいっし】の意味と使い方や例文(出典・類義語)

【四字熟語】
天地一指

【読み方】
てんちいっし

【意味】
すべての対立をこえた絶対的な観点からすると、天も地も同じ一本の指にすぎないということ。

【典拠・出典】
荘子』「斉物論」

【類義語】
万物一馬(ばんぶついちば)

天地一指(てんちいっし)の使い方

健太
天地一指というのに、差別はなくならないね。
ともこ
そうね。どうして優劣をつけたがる人がいなくならないんでしょうね。
健太
優劣をつけたがる人を差別して排除すればどうかな?
ともこ
それじゃあ、結局差別はなくなっていないじゃないの。

天地一指(てんちいっし)の例文

  1. 天地一指、対立の時代を乗り越えて手をつなぎ一つになろう。
  2. 人間はみな天地一指だと認識して生きないと、虚栄心を満たすために生きていたらただ疲れるだけです。
  3. 肌の色や言葉の違いなんて関係ない、天地一指、人間みな平等です。
  4. 地球上の人間がみな、天地一指という精神を受け入れれば戦争や紛争がなくなるでしょう。
  5. 天地一指というように、すべてを受け入れる人間でありたい。
ABOUT US
北澤篤史サイト責任者
ことわざ・漢字熟語の専門家、ことわざ学会理事。2025年度ことわざ研究奨励賞受賞。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(共に講談社)がある。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。

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