著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

風馬牛【ふうばぎゅう】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
風馬牛

【読み方】
ふうばぎゅう

【意味】
① 馬や牛が相手を求めて走っても出会えないほど、遠く隔たっていること。② 互いにまったく関係がないこと。また、無関係な態度を取ること。「風馬牛の関係」「風馬牛のような態度」などと使います。

三字熟語の博士
「風馬牛」は、遠く隔たっていることから、互いに関係がないという意味になった言葉だよ。無関係な態度を取ることにも使うんだ。
助手ねこ
遠く離れた国のたとえから、人や物事が無関係だという意味になったんだニャ!

【語源・由来】
中国の歴史書『春秋左氏伝』僖公四年の「風馬牛相及ばず」に由来します。斉と楚の国が互いに遠く隔たり、関わりがないことを表した言葉です。「風」は動物が発情して相手を求めることを指し、「馬や牛の雌雄が相手を求めても出会えないほど遠い」という解釈のほか、「馬と牛は互いに求め合わない」という解釈もあります。そこから、互いに無関係であることや、無関心な態度を表すようになりました。

【類義語】
無関係、無縁、没交渉、関係がない(近い表現)。「対岸の火事」は、自分には関係がなく影響も及ばないと思うことを指す表現です。


風馬牛(ふうばぎゅう)の使い方

健太
ともこちゃん、金魚の餌について友達に聞いたら、急に月の満ち欠けの話になったんだ。

ともこ
金魚の餌と月の満ち欠けなんて、まさに風馬牛ね。まったく別の話だわ。

健太
気づいたら、ぼくも月の絵を描いていたよ!

ともこ
面白いけど、肝心の餌のことはまだ聞けていないわね。

風馬牛(ふうばぎゅう)の例文

  1. その二つの事件は、一見似ていても、実際には風馬牛の関係だった。
  2. 彼は周囲の騒動にも風馬牛で、まったく関心を示さなかった。
  3. 調査の結果、二つのトラブルは風馬牛で、互いに関係がないとわかった。
  4. この質問と今の議題は風馬牛だから、別々に考えよう。
  5. 二人の研究分野は風馬牛のように思えたが、意外な共通点が見つかった。
スポンサーリンク
スポンサーリンク