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一辺倒【いっぺんとう】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
一辺倒

【読み方】
いっぺんとう

【意味】
一方にだけ(かたよる/集中する)こと。「親米(シンペイ)―」

【語源由来】
中国宋学の儒教のことばに「一辺を救ひ得れば一辺に倒了す」とあり「小賢しい者と話をするのは酔っ払いを抱え助けるようなもの。一方から助けあげると一方に倒れかかる。」と酔っ払いにたとえ、「知識人は一つの考えにかたより他の考えを退ける。」といった意味で用いられた。

「通り一辺倒」は「通り一遍」と混合されたもので誤用になります。

【類義語】
編重・オンリー


一辺倒(いっぺんとう)の使い方

健太
お父さんと話が合わなくて困っているんだよね。

ともこ
話題が難しいってことなの?

健太
そうじゃなくて!お父さんは僕が出来損ないでどうしようもないって一辺倒な考えしかないんだよ。僕の頑張りを疑ってかかるんだよ。

ともこ
そう。健太くんだって頑張ってるのにね。大丈夫よ、気長に頑張りを見せつけるのよ!

一辺倒(いっぺんとう)の例文

  1. 外交は一辺倒な政策で交渉してはならない。
  2. 彼女は気取り屋さんでワイン一辺倒でいる。
  3. 企業戦略においては一辺倒な思考は邪魔になるだけだ。
  4. 母は父の一辺倒な趣味に辟易している。
  5. 親米一辺倒な政治に見えることに彼は言及した。
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