蟻地獄【ありじごく】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
蟻地獄

【読み方】
ありじごく

【意味】
ウスバカゲロウ〈=トンボに似た昆虫(コンチュウ)の幼虫。〉地面にすりばち型の穴をほり、アリや小さい虫が落ちるのを待って食う。

ぬけ出すことが困難な状況(ジョウキョウ)にもたとえる。

【語源由来】
ウスバカゲロウの幼虫が土の中に落とし穴を掘り、それを罠としていろいろな虫を捕まえます。とくにアリがよく落ちるので「アリにとっては地獄」とのことで「蟻地獄」と表したとの一説があります。

【類義語】
泥沼・袋小路・八方塞がり


蟻地獄(ありじごく)の使い方

ともこ
健太くんの夏休みの自由研究見てきたわよ。
健太
わぁ、嬉しい。どうだい?上手に作れてただろ?
ともこ
リアルな蟻地獄だったわ。すりばちの角度が良かったわ!
健太
いちばん凝ったところだよ‼ウスバカゲロウの気持ちになって掘ったからね‼

蟻地獄(ありじごく)の例文

  1. 公園の隅にたくさんの蟻地獄が出来ていた。
  2. 図鑑で見た蟻地獄の模型の緻密さに感動した。
  3. 内通者と勘違いされても私は蟻地獄に落ちた蟻のようにもがくだけだった。
  4. 仲間に貶められても蟻地獄から這い上がるほど諦めの悪い私だ。
  5. 真夏の入道雲に蟻地獄でうごめく自分の姿を重ねてみた。
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