【三字熟語】
江戸前
【読み方】
えどまえ
【意味】
江戸ふう。「―のすし」。[釣(ツ)りで]東京湾でとれるもの。
【語源由来】
「江戸の前面にある海」つまり江戸湾のことであり、そこで獲れる魚介類を「江戸前」と言った。その後、手軽に食べれると寿司が人気になって「江戸前寿司」と言われた。それは江戸前の魚を用いるからであるが、握り寿司が江戸前発祥であり、また「上方のすし」に対して「江戸風のすし」のことを言う。それが、食の風味や人の気質など江戸の流儀であるものにも「江戸前」と言うようになった。
【類義語】
江戸風
江戸前(えどまえ)の使い方
ともこちゃん、今度お父さんと釣りに行くことになったんだ!
あら、いいわね。たくさん釣って私にも江戸前寿司をごちそうしてちょうだい!
ふふふ、ともこちゃんも釣られやすいなぁ。
……江戸前に沈めるわよ。
江戸前(えどまえ)の例文
- 就職祝いに父に江戸前寿司に連れて行ってもらった。
- 海外ですしと言うと江戸前寿司を指すらしい。
- 大阪出身の彼は江戸前寿司のほうが好みらしい。
- 気風のいい上司は江戸前で男前だ。
- 神輿の担ぎ方にも色々あって江戸前担ぎ・城南前担ぎ・房州担ぎ・千鳥担ぎとあるらしい。