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不機嫌【ふきげん】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
不機嫌

【読み方】
ふきげん

【意味】
悪いきげん。きげんが悪いようす。

【語源由来】
「機嫌」は仏教の「息世譏嫌戒(そくせきげんかい)」という言葉が語源のようです。これは仏教の戒律で、他人から不愉快に見える態度でそしり嫌われることのないよう戒めた言葉です。「譏嫌」には、そしり嫌うという意味があります。他者の顔色をうかがう気持ちという意味も含まれることから、人の思惑や気分とも表します。いつしか表記は「譏」から「機」に転じて、そのようすを、打ち消しや否定の「不」を合わせて機嫌がよくないようすを表しました。

【類義語】
腹立ち・激発


不機嫌(ふきげん)の使い方

健太
ともこちゃ~ん。今朝の目覚めはどうでしたか~?

ともこ
別に…。普通ですけど?

健太
普通じゃなく、とても不機嫌に見えますが、まだ怒ってますかぁ~?

ともこ
健太くん!あなたが壊したブローチはちゃんと修理に出したからもういいわよ。顔色うかがわれるほうが気分悪くなっちゃうわ。次は気をつけてね。

不機嫌(ふきげん)の例文

  1. 朝から子どもが不機嫌で早起きして用意した朝食がまずくなった。
  2. 私の質問に彼は不機嫌に答えた。
  3. 門限を破って帰ったら母は不機嫌だった。
  4. よくよく話してみると思ってた人となりとは違いぼくは不機嫌になった。
  5. 高慢な彼女は褒められないとなると目に見えて不機嫌になっていった。
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