【三字熟語】
序破急
【読み方】
じょはきゅう
【意味】
舞楽（ブガク）・能楽を構成する、はじめ・なか・おわりのテンポのちがう三つの部分とその関係。はじめとなかとおわりの三つのぶぶんとその関係。
【語源由来】
序破急は、雅楽のなかの舞楽の構成を語る際のことばです。「序」始まり、「破」盛り上がり、「急」結び、という構成のことです。後に、歌舞伎などの芸道でも広まり、今では映画や小説などの構成にも応用されるようになりました。
【類義語】
起承転結・守破離
序破急（じょはきゅう）の使い方
さっきから唸っているけど、何か悩んでいるの？ともこちゃん。
うーん…。そうなの。今度、幼稚園の読み聞かせ会に行くんだけど、私たちで作ったオリジナルのお話を聞かせることになったの。
本好きなともこちゃんにピッタリじゃない。でも、読むと作るのでは違うかー…？
ホントにそうよ。あらすじは起承転結で考えて、感情は序破急を組み込んで、って先生に言われたんだけど、難しすぎて私の場合、序盤から破滅してるわ……。
序破急（じょはきゅう）の例文
- 彼に私の脚本を見せると「序破急が微妙で感情がくすんでいる」と指摘された。
- 彼の三部構成の舞台はいつも序破急でうまくまとまっている。
- いつも序破急の破の盛り上げ方がいまいちで創作活動の詰まるところだ。
- 彼女の演じ方には序破急が組み込まれていて惹きつけられるんだ。
- どんなものにも序破急を紐付けて考えてみるとドラマチックになる。
