真善美【しんぜんび】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
真善美

【読み方】
しんぜんび

【意味】
真と善と美。人間の理想を簡単にあらわしたもの。

【語源由来】
古代の哲学者プラトンのイデア論から由来される説があります。イデアとは「かたち・形相」という意味で精神が捉える非物質をイデアとし真理であると言います。そのイデアに善のイデア・美のイデアと種類があり融合して道徳的完成と昇華されました。「美にして善なるもの」との言葉が生まれ、この概念が「真善美」として哲学の概念へと受け継がれ、近年、人間の理想として一般的に用いられるようになりました。

【類義語】
知情意・聖人・ロールモデル


真善美(しんぜんび)の使い方

健太
ああっ、むしゃくしゃする!なんだろう!ぼくってどうして大事にされてないんだ‼
ともこ
健太くん、なんてことを口走ってるの?だめよ、落ち着いて‼心に美しい風景を思い浮かべるのよ‼
健太
そんなことしたって無駄だよ‼ぼくは思春期なんだからどうしたってこんな気分のときもあるんだ‼
ともこ
大丈夫よ。心には真善美の風景があるからすぐ自分らしさを取り戻せるわ。…って、それらしいことを有名な黄色い頭の人が言ってたわ。

真善美(しんぜんび)の例文

  1. 祖母の真善美に倣った人生。
  2. 心に真善美があれば神がいると言われている。
  3. 真善美の象徴であるかのような彼女の美しさ。
  4. 美術作品は真善美から創られるそうだ。
  5. この世の中に真善美が兼ね備わっている人間などいないでしょう。
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