過不及【かふきゅう】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
過不及

【読み方】
かふきゅう

【意味】
多すぎることと、たりないこと。度がすぎることとおよばないこと。「-なく(=ちょうどよく)」

【語源由来】
「過不及」とは有名な思想家・孔子の「論語」にある漢語「過猶不及」を指します。これは「過ぎたるは猶(な)お及ばざるがごとし」と言い、意味は「何事もやり過ぎたり、やり足りないということはどちらも正しくない」という意味です。

【類義語】
過不足・ちょうどよく


過不及(かふきゅう)の使い方

健太
あーあ、お金がたくさんあったら欲しいもの全部買えるのになぁ。
ともこ
そんなに欲しいものばっかりなの?
健太
うん!最新刊のマンガでしょう?ゲームソフトに最新モデルのスニーカーに……
ともこ
贅沢ねぇ。人間は過不及なく生きるのが身の丈に合っているのよ。

過不及(かふきゅう)の例文

  1. 人生のなかで過不及なく満足度を得るためにバランスを取るのはとても難しい。
  2. お金と仕事のバランスはどちらも過不及ない方が精神衛生上とても大事だ。
  3. 日本人の中流を好み過不及を嫌う国民性が私は苦手である。
  4. 日常生活で過不及なく生活がしやすいのはすべてにおいて平均でいることだ。
  5. 私の上司は在庫の過不及を神経質なぐらい気にするのでこちらも気が気でない。
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